[広報委員] 1年生対象 キャリア教育 取材
11月14日、有馬隼人氏(箕面高校31期生)によるキャリア教育講演が1年生を対象に行われました。
有馬氏は現在、テレビ・ラジオのキャスターやアナウンサー、スポーツ実況・解説、イベント企画・司会、アメリカンフットボールリーグのコーチ、さらには起業や会社経営にも携わるなど、多岐にわたる分野で活躍されています。
今回の講演では、有馬氏がこれまでに培ってきた考え方やエピソードを通じて、キャリア形成や生き方に関する貴重なお話を伺うことができました。
有馬氏は高校時代、箕面高校のアメリカンフットボール部に所属し、同級生のチームメイトとともに「自分たちが3年生になったときに勝てるチームをつくる」と目標を掲げ、2年間にわたり練習や研究に励んだそうです。練習時間を増やし、昼休みには試合の映像を研究するなど、日々話し合いながら改善を重ね、最終的には全国3位という快挙を達成しました。この経験がその後の人生に大きな影響を与え、いまだに鮮明に記憶に残っていると語られていました。
生徒たちに向けては、以下のメッセージを伝えてくださいました:
準備力とは「Preparation」「Simulation」「Prevention」の3つが揃うこと
→何事も準備が重要だが、ただ用意をしておくのではなく、起こり得る事態を想像し、シミュレーションを重ねた上で備えることが、本当の準備である。
興味のないことにも自分を触れさせてみよう
→興味のあることだけでなく、興味のないことにも積極的に耳を傾けてみると、思わぬ形で未来につながり、さらに新たな可能性が広がる。
将来を楽しむために、いまを楽しむ
→自分の気持ちに素直になり、楽しめることを見つけることが大切。日常の中で多くの人と触れ合い、新たな発見を積み重ね、楽しいことに出会える機会を作ろう。楽しいことを仕事に、趣味に。
講演を通して、有馬氏は「いま触れるさまざまなことが将来につながる可能性を持つ。そのためにはいろいろなことに耳を澄ませて、自分にとっての楽しいことを見つけることが大切」との想いを伝えられました。
生徒たちは、有馬氏の言葉や経験に触れることで、将来を見据える新たな視点を得たことでしょう。このメッセージを胸に、これからの学びや生活に活かしてくれることを期待しています。