[広報委員] 3年生キャリア教育 取材
10/24(木)13:15~ 講師:箕面高校卒業生 村瀬さん(大阪大学3回生)
『少しでも皆さんのモチベーションを上げるいい刺激になれば』
今回のキャリア教育は、受験を目前に控えた3年生の心境に寄り添った現役大学生の体験談を聞かせていただきました。
村瀬さんは箕高在校中にダンス部に所属しており、3年の夏休みまで部活をしていたため、「志望校は厳しいのでは」という周りからの声もあり実際、模試の点数も良くなかったそうです。
そんな学校生活でも、大学合格をした彼女から、受験勉強のやり方など合格に向けての参考の一つにしてもらえたらと教えていただきました。
メンタル面では、一言「すごくしんどかった。」とのことでした。模試の結果で一喜一憂したり、何をしていても焦燥感(しょうそうかん)が付きまとう。「落ちたらどうしよう」という焦りもありつつ、家ではダラダラして、それでまた自己嫌悪になり、人間関係もしんどかったそうです。
そこで、この時期を乗り切る解決策として、以下の5点をお話ししてくださいました。
① 思考転換をすること
「こんなに勉強を頑張れる時期って今しかない」、「模試で間違えてラッキー」と捉えて何度も復習する、そうすることによって本番で間違えない、さらにテストでも正解する問題がとても増えたそうです。
② 状況づくり
やらざるを得ない状況づくりをすること(焦燥感とか言ってられない状況づくり)。村瀬さんの場合は、私立を受けることにより安心してしまうと思ったため、私立を受験しない、公立一択のみで勝負することで、自分を追い込んだそうです。
③ スマホ利用
スマホを手放せないこの時代だからこそ、空き時間にも使えるスマホでYouTubeなどの活用1問1答アプリを使用して勉強をし(ただし、正しい知識を得るなら教科書がいい)、学校での休み時間は友達と問題の出し合いをして知識を増やしたそうです。
④ 人間関係対策
人間関係の悩みに関しては、人に話をして発散したり、他やって良かった取り組み紹介として、『友達、家族のエール動画を撮影』したそうです。「勉強やれって言ってくれへん」とお願いして動画撮影し、やる気が起きない時のモチベーションにしたり、これを聞いたらやる気になる、集中できるという音楽を一曲選曲(テスト前にも聞いて集中する、脳みそに「この音楽聞いたら集中するんだよ」と教える、本番前にもその曲をきいて集中)、あとは『美味しいものをいっぱい食べる』など伝えてくれました。
⑤ 大学選考について
大学選考に大切な事として、専攻学部の先生を調べる事。これは先生によってもモチベーションが変わるからです。そして、自分の選んだ学部で就職が不安だなと思うこともあるかもしれないけれど、4年間、ないし6年間あるので興味がないと続かない、と伝えてくれました。
村瀬さんは来年、教育実習で箕面高校にくるそうです。生徒たちからの質問にも答えてくれるでしょう。
親子でも知りえない、受験目前の心の動きを聞かせていただき、子供に寄り添っていきたいなと改めて思いました。3年生の皆さん、それぞれが目指す道に向かって精一杯取り組み、願いが叶いますように願っています。ありがとうございました。